日蓮正宗の勤行



日蓮正宗宗務院発行の”日蓮正宗勤行要典の解説”という本です。

勤行とは「勤めて善法を行う」との意味だそうです。

日蓮正宗においては、御本尊に向かって、法華経の方便品第二と如来寿量品第十六を読誦し南無妙法蓮華経の題目を唱えることをもって勤行としています。

開山已来化儀化法、四百余年全く蓮師の如し。故に朝暮の勤行は但両品に限るなり(六巻抄・193ページ)


に見る通りこの勤行が本宗修行の根本であるのがわかります。

先日行われた法華講夏期講習会(第一期)でも

「毎日の心掛けとしては朝晩の勤行をしっかり行うことが最も大切であります。朝夕の勤行は仏道修行の基本であり、大御本尊様の計り知れない大きな功徳を受ける元であります」

(御法主日如上人御指南より・法華講夏期講習会テキスト13ページ)

と教えていました。

「そんなこと、わかっているさ!!」

なんて言っている顕正会員の皆様。

今、顕正会でやっている勤行は間違っているのですよ。

日寛上人が言っている”開山已来”の勤行スタイルは”五座三座”の勤行です。

勤行の形式は当初、”天壇”(諸天供養を行う場所)・”本堂”・”御影堂”・”客殿”等の順に読経・唱題が行われていたそうです。

今の”客殿”での五座のスタイルは江戸時代に初期に確立されたものだそうです。

若し堪えたらん人は本山の如く相勤むべし、若し爾(しか)らずんば十如・自我偈、題目なりとも五座三座の格式相守るべし(日寛上人・福原式治氏への書状)


と、五座三座の格式を守るようにと日寛上人は御指南されています。

なお、夕の勤行が三座であるのは、下種三宝尊の御加護によって一日を無事に過ごさせていただいたことへの報恩謝徳の勤行であるからだそうです。

(ここまで、勤行要典の解説12ページより引用)

五座の説明

(初座)諸天供養・・・正しい仏法とその信仰者を昼夜にわたって守護してくださる諸天善神に対して法味を捧げます。

(二座)本尊供養・・・久遠元初の御本仏の当体である独一本門戒壇の大御本尊様に対し奉りその偉大な功徳を讃嘆し、報恩謝徳を申し上げます。

(三座)三師供養・・・一切衆生の主師親である末法の御本仏・日蓮大聖人を讃嘆し、報恩感謝申し上げます。続いて第二祖日興上人、第三祖日目上人、第四世日道上人、第五世日行上人等の歴代の御法主上人に報恩謝徳を申し上げます。

(四座)広宣流布およびその他の祈念・・・御本仏の大願である広宣流布の祈念と私たちが折伏弘教に精進することを御本物にお誓いすること。そして、自分自身の謗法罪障の消滅と信心倍増、無病息災等の諸々の祈念をします。

(五座)回向・・・先祖ならびに有縁の精霊への追善回向をします。追善回向とは、読経・唱題の功徳を先祖に対して回し向けることをいいます。

最後に「乃至法界平等利益自他倶安同帰寂光」と観念し、題目三唱して終了です。

朝は全部を、夕は二座・三座・五座を行います。

顕正会も妙信講の頃はこの五座三座の勤行をしていたのですよ。

浅井昭衛さん、大聖人様は顕正会の勤行をきっと認めていませんよ。

 

 

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